主治医が分かってくれない...そんなモヤモヤの解決方法

医学系の学会に参加すると
ニュースでも話題になる高額治療薬を
現場の医師がどう運用しているのか、
薬を必要としている患者のために
どのような工夫をしているのか等々
リアルな話は勉強になります。

今後も続々と治療薬の登場が予定されていて
患者数の少ない遺伝子異常向けの治療薬も
研究されているそうです。
元肺がん患者としては
「何があっても大丈夫」と元気をもらえます。

学会に参加して気づいた
医師との上手な付き合い方のヒントを紹介します。

医師(病院)には違いがある

今回の学会をはじめ
肺がんに関する学会は複数存在します。
どの学会でも最新の治療トレンドから
診断・治療で工夫していることなどが
議論されています。

専門家の医師にとって
新しい知識を得る最良の機会ですが
すべての病院の呼吸器科の医師が
参加しているわけではありません。

平日の日中に開催される学会に
参加しようとしたら
休診にしないと参加できないので
そこにもハードルがありますよね。

学会会員になっていれば
学会の冊子は郵送されるし
医学論文は誰でも読むことができるので
最新情報を知る機会はすべての医師が
持っています。

が、忙しい診療の合間に情報収集ができるかは...

事実として、
すべての医師が最新の診断・治療情報を
持っているわけではありません。

もちろん最新情報を知っていることだけが
重要事項ではないので
学会に参加している医師がエライわけではないですが
我々患者にとっては
最新の治療トレンドを必要としている人はいます。

たまに
主治医が最新情報を知らないことに落胆する人がいますが
必要があれば主治医と一緒に学ぶ
もしくは主治医を変える、
必要としている知識を持っている主治医を
自分で選択をすれば良いだけです。

「主治医がすべてを知っている」は誤解です。

主治医は患者を覚えている

学会の合間に医師同士の立ち話が聞こえてきます。
盗み聞きじゃないですよ(笑)

他の病院に紹介した患者の経過だったり治療方針だったり
いつも思いますが
主治医はよく患者を覚えています。

外来を入れると毎日、数十人の患者に接しているわけで
年間にするとその数は数百人になります。

自分の主治医に質問したら
「手術をした患者さんは結構覚えているよ」とのこと。

我々に興味があるわけではなく
「どこのがんで」「ステージは」「大きさは」「治療方針は」
病気を中心で覚えていて
「あ~あの人」という感じですが
覚えてもらえてるって嬉しいですよね。

我々は「医師は病気を治して当たり前」
心のどこかでそう思っています。
でも本当は医師は治療や検査の専門家であって
自分の人生を任せられる専門家ではありません。

医師は
神様ではなく、感情を持った我々と同じ人間
そう気づくだけで
医師との関係性がきっと変わります。

まずは診察室や病室で医療者の人間らしさを観察してみてください。

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