がんになりやすい人、なりにくい人

がんになる原因は医学的に研究されていて
高リスクなものが公開されています。

タバコやアスベスト、遺伝などなど。
医学的ながんの原因はさておき、多くのがん患者さんと接する中で
人より若くしてがんに出会った人にはこんな特徴があります。

よく
マジメな人ががんになりやすい
なんて噂話を聞きますが、マジメの定義ってとってもあいまい
これまでサポートさせていただいた相談者の皆さまと
自分の体験から特徴をまとめました。

「○○しなきゃいけない」と常に自分にプレッシャーをかけるクセのある人

どんな小さなことでも
「自分が何とかしなきゃ」、「失敗したらかっこ悪い」
そんな感じで自分を追い込んで
結果を追い求めて
常に強いストレスを抱えています。

周りから「マジメだよね」と言われますが
当たり前すぎてもうマジメがなんだか分かりません。
「いやいや、ぜーんぜん」
笑ってごまかしてスタスタ立ち去ります。
まさに昔の私(笑)
2回もがんになってようやくわかりました。

自分にプレッシャーをかけて
実力以上の力を発揮して何かを成し遂げることはあっても良いですが
常にかける必要はないし、どうでもよいことに頑張り過ぎる必要はないんです。

自分はがんになると信じている人

そんな人がいるわけないじゃないか!
とお叱りを受けそうですが
世の中には「がん家系」を理由に
自分がいつかがんになると信じている人が
5人に1人はいます。

確かに遺伝するがんもありますが
数多くあるがんの中では一握り
がん家系を気にしすぎることはお勧めしません。

一方でアルコールを分解する能力など
体質は両親から遺伝することが分かっています。
アルコールを分解する力が弱い人が
過度のアルコールを摂取し続けたら...
親の世代から同じようなことを繰り返していたら
家系で病気が遺伝子した!と思ってしまいますよね。

歳を重ねるとがんになるリスクが上がります。
心配しなくても、誰もががんになる時が来るので
「自分だけ」なんて自信を持つ必要はありません。

私は甲状腺がんを経験して
「絶対にいつかがんになる」と思っていたら
本当に5年後に肺がんに出会ってしまいました。
3度目はもうたくさんなので
もうがんにはならないと心に決めました。

がんになったとしても

がんのことで相談をいただく方も、
がんになってまでも自分を追い込み続けて
がんになった原因を探して自分を責めて
がんになる前の自分にもどろうと
必死に答えを探してさまよっている人が大勢います。

がんに出会ったとしても
自分を責め続ける必要も、原因を探し続ける必要もありません。
これからどうしたいか、自分と向き合えばいいんです。

健康サポーターのお仕事は、
「がんになった自分はダメな人間だ、完璧に元の生活にもどってやる」
病気になってまで自分を追い込んで、
力が入ってガチガチになっている相談者の
両肩の荷物を一緒に1つ1つ下すお手伝いをしています。

「大丈夫、頑張り過ぎないでいいんですよ」
思考のクセは自分では当たり前過ぎて分かりにくいですが、
人と違うことが分かると腑に落ちるものです。

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