ご高齢の家族をサポートする家族の悩み

ご高齢の家族ががんを宣告された方から相談のご連絡をいただきました。

今後の治療法の選択をどう決めてよいのか…

患者さんがご高齢の場合、働き盛りの年代と比べて
選択肢の幅が限られるケースが多くあります。
体に負担が大きい治療の禁忌や糖尿病、認知症。
加えて、一人での通院が難しい場合も多く
サポートする家族の負担が病院選びの要点になることもあります。

家族は「患者さんの意向を最優先にしたい」という想いがあったとしても
そうしましょう!
実際には簡単にそうならないことばかり。

大切な家族の願いをかなえられない自分を責めて
袋小路に迷い込んで
時間が解決してくれると根拠のない自信をもって
結局何もできずに悩んでいるご家族は山のようにいらっしゃいます。

「まだ死にたくない、どこまでも治療をしたい、都内の病院に通いたい」
ご高齢の患者さんにこういわれたら、あなたはどうしますか?

選択に迷ったときは、結論から追うのではなく
一歩一歩納得しなが前に進み続けましょう。
健康サポーターのアプローチを少しご紹介します。

まず、命に限りがあることを思い出す。
生きたい理由を探求して、いつまで生きたいかを明確にする。
そのうえで、それを実現するための選択肢を探す。
この繰り返しです。

選択をする上で自分の生き方が物事を決める軸になるので
人生を振り返ったり、世間話をしたり、愚痴をこぼしたり
患者さんの人生を掘り起こす作業を一緒に行います。

病院での治療を選択する人もいれば、治療以外の生き方を選択する人もいます。
患者さん自身で選んだ道なので、何を選んでもそれが正解です。
すっきりした患者さんが破顔し
不安で体が強張っていたご家族もつられて破顔する。

「病気のことでどれだけ悩んでいても誰もがその場所に到達できる」

その姿を見続けてきた健康サポーターだからできるサポートです。
サポートに興味がある方はHPからお問合せください。

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