第54回 薬の専門家から見た薬とは? 薬の副作用や症状を患者が医療者に伝えやすい環境作りの試み ~大学薬学部教員・堀 里子

ゲストは大学薬学部教員であり、ペイシェントサロン協会の堀 里子さんです。

患者さんの声に耳を傾けながら日々薬を研究し続ける

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堀さんのご専門は薬をより正しく安全に使うための情報が患者・医療者・製薬企業の間で必要なタイミングで共有するために必要な方法の研究です。患者が医療者に睨まれたくないので本音を言えないことは有名ですが、薬も効き目・治療効果が優先されて副作用などの自覚症状が患者本人の胸の中に秘められていることがよくあります。患者が発信しやすい環境や医療者・製薬企業とフラットな関係作りをされているステキなお仕事です。

学生時代は病院薬剤師になりたくて薬学部に進学、実際に病院に勤務して「ベッドサイドで服薬指導をするならもっと専門的な勉強をしたい」と大学に戻り薬物動態を勉強、臨床現場に近いとことで働きたいという想いがあり今は一歩下がって現場で活躍する人を育てる教員のお仕事をされています。

薬は病院で処方されるもので色や形、たまに味が違うものもありますが、実施にどんな違いがあるか、どうやって作られるのかを我々患者は知りません。今回は堀さんに薬が世の中に出るまでにどんなプロセスがあるのか、どのような状態で世の中に出てくるのかを教えていただきました。

『薬は家電と違って完璧なものではない』

知っているようであまり知らないことですよね。

ペイシェントサロン協会は患者の立場から医療を見直す場で、薬が作られてから患者の手元に届くまでに関わる方々がフラットな関係で話ができる貴重な場です。『医療の枠から医療者が飛び出さないと集まらない情報がある!』、100回を超えるペイシェントサロンのイベントの中で堀さんは多くのことを学んで、今のお仕事に活かされています。

【ペイシェントサロン】

患者協働の医療を目指し医療への関わり方について患者と医療者がともに学ぶ場。 https://patientsalon.wixsite.com/patientsalon

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このチャンネルでは医療・福祉業界で働く方、患者さん、健康を応援する取り組みをしている方をゲストに迎えて医療・福祉の魅力をお聞きしています。それぞれの立場から見た医療、健康に対する想いを楽しく、フランクにインタビューしています。
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