第40回　甲状腺髄様がんを経験　会社員から食を通じて世の中を健康にする専門家に転身　～合同会社オールスプラウツ 代表取締役・武藤 麻代

ゲストは合同会社オールスプラウツ 代表取締役・講師の武藤 麻代さんです。

『がんの経験を活かし「心も体もすべて食から」を伝えたい』

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武藤さんは2008年に甲状腺がんの手術を経験。術前は乳頭がんの診断も、手術で甲状腺を亜全摘、術後の検体検査で髄様がんと確定診断がつきました。

甲状腺の診断って難しいケースがあるんですよね。

甲状腺の手術を受けて10年以上経過しても3ヵ月ごとにフォローアップの診察で、主治医の先生と良好な関係を続けられているそうです。

がんを経験する前は医療を後方からバックアップする医療機器メーカーや製薬企業に会社員として勤務していた武藤さんが医療サービスを受ける患者の立場になった時に感じた「医療従事者と患者の関係がフラットではない感覚」。

患者が自分の健康を自分で守れるようなお手伝いをしたいと考えて、たどり着いたのが今の食から心と体を作っていく、食を通じて人が集い、学び合える場づくりでした。

企業に勤める従業員向け、に食育セミナーや講演、学びの食卓プロデュース等の他に、ラジオ、Youtube、Zoomも活用して食べ方や食を通じた体のメンテナンスに関する情報を発信されています。

「賢い患者」という言葉が独り歩きをしている感がありますが、何も最新の病気の知識を持った患者という意味だけではなく、自分が考える健康な生活を送るための生活のヒントを知っている人という意味でもあると再確認しました。

医療機器メーカーに勤務して、患者経験もある私にとって、武藤さんのお話は共感ポイントが山盛りでした。

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