心臓移植を待つ拘束型心筋症患者さんの充実した日々の理由 ~移植医療の今を伝える取り組み~
ゲストは拘束型心筋症という心臓の難病で、補助人工心臓を装着して、入院して今年で5年目。心臓移植の待機をしている坂本絵美さんです。
『心臓移植を待ちながら 移植医療を知ってもらう活動を続けている』
坂本さんに病院の談話室の一番隅からご参加いただきました。
「隅っこ暮らしと呼んでください!」、冒頭から茶目っ気たっぷりのコメントでした。
拘束型心筋症の坂本さん、心筋症が細分化されたのは最近で大人になるまでは拡張型心筋症と言われていました。心筋症は診断も治療も今でも進化中なので、坂本さんと同じように診断名が変化する経験をしている患者さんも多いとか。
心筋症と言えばドラマでのバチスタ手術のイメージがありますが、治療成績の関係で今はあまりやられていません。天才心臓外科医をテーマにした医療ドラマもなくなりましたよね。
実際の治療は体にむくみが溜まらないようにしたり、心臓を保護する薬を入れたり、血圧を下げる薬を入れることですが、坂本さんのように心臓移植まで入院しながら治療をする患者さんと、補助人工心臓をつけて自宅で暮らせる患者さんの違いを教えていただきました。
坂本さんは病院にいながらオリィ研究所さんのOriHimeを使って、日中にオンラインで都内の会社で仕事をする新しい形の入院生活をされています。「充実している」と笑顔で話す坂本さんの日常の様子をぜひご覧ください。
心臓疾患を持った患者さんは我々が想像できないぐらい不安な毎日を送っています。坂本さんの日々のご様子が患者さんの笑顔につながったら、インタビューをした私も嬉しいです。
収録日:20200921
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このチャンネルでは医療・福祉業界で働く方、患者さん、健康を応援する取り組みをしている方をゲストに迎えて医療・福祉の魅力をお聞きしています。それぞれの立場から見た医療、健康に対する想いを楽しく、フランクにインタビューしています。
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