第19回　対話と実体験が大切　医療・介護福祉業界のハブとなる取組み　～（株）シルバーウッド高齢者住宅事業部兼VR事業部、看護師・大谷 匠

ゲストは（株）シルバーウッド高齢者住宅事業部兼VR事業部、看護師の大谷 匠さんです。

『患者さんの気持ちを多くの方々に知ってもらうための最適な方法を提供する』

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大谷さんは看護学生時代に病院経営のゼミを選択、病院が必要な地域の国公立病院が潰れる事実を知りました。看護の現場だけではなく、医療を俯瞰してみる中で「質の良い医療とは」を考えるうちに、現職のシルバーウッドさんに出会い、介護福利の業界に入られました。

シルバーウッドさんが運営されているサービス付き高齢者向け施設「銀木犀」は、大谷さんがはじめて友達に勧めたいと思った施設だとか。私の近所にもいくつかの施設があるので、近くを通るたびに、大谷さんのような熱い想いを持った方は働いてるのかな～と妄想しています。

大谷さんはVRで体験することで、人同士のすれ違いを解消する取り組みをされています。

認知症と聞くともの忘れを想像しがちですが、視空間失認知症と言って距離感が分からなくなってしまう症状もあります。その症状がある人は車から降りる時のワゴン車の影が凹んでいるように見えて、まるでビルから落とされるように感じるのだとか。

スタッフが「大丈夫」といっても、本人にとっては全然大丈夫ではない。

このようなすれ違いをVRを使って軽減する取り組みをされています。

我々は患者さんや障がいをお持ちの方と接する時に、知識が先行して配慮が行き過ぎてしまうことがよくあります。ググるのではなく、「まずは本人に聞く」、ステキな気づきをいただきました。

収録日：20200907

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このチャンネルでは医療・福祉業界で働く方、患者さん、健康を応援する取り組みをしている方をゲストに迎えて医療・福祉の魅力をお聞きしています。それぞれの立場から見た医療、健康に対する想いを楽しく、フランクにインタビューしています。

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