第58回 食事制限を頑張っているがん患者さんに伝えたい 食習慣と健康のほんと ~昭和女子大学食健康科学部准教授・渡辺 睦行
ゲストは昭和女子大学食健康科学部 准教授の渡辺 睦行さんです。
『食は楽しく食べることに意味がある』
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メディアで特定の食材に「痩せる」「健康になる」などの効果があるといわれると、翌日に日本中からその食材がなくなるほど健康と食に関心の高い日本ですが、今回は栄養の専門家にその辺りの本音を教えていただきました。
食健康科学部は食と健康について研究する学部で、食材として口に入るものは何でも研究テーマです。
強いストレスがかかると疲れを感じなくなるという研究結果も出ていますが、仕事が忙しすぎて疲れを感じず栄養ドリンクを片手に頑張った経験がありませんか?
食べ物で軽減できるものはないか?
疲労とストレスと食べ物の関係がインタビュー当時の渡辺さんの研究テーマでした。
「食べ物の研究でそんなに刺激的な結果が出ることはない」
専門家の先生曰く、薬じゃないので目に見えた効果がある食品はなかなか見つからないので、食べ物に機能性を期待するのではなく、むしろ安全でおいしいが一番というのが専門家の渡辺さんのご意見でした。
がん患者さんの中には、体のためと思って過度に食事制限をする方がいますが、実は科学的な根拠が証明された情報ばかりではないことを知ったうえで選択をしてほしいです。
食に関する研究結果はこちらをご参考ください。
<国立健康・栄養研究所のホームページ>https://www.nibiohn.go.jp/eiken/info/research.html
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